あなたの腰痛はどのタイプ?「筋、筋膜性の腰痛」篇

目次

筋、筋膜性の腰痛とは

これは名前の通り【筋肉】【筋膜】から痛みが発生している腰痛です。
痛みによって筋肉が緊張・収縮し固まってしまうため、上手く伸び縮みすることができなくなっています。
腰痛の症状としては腰全体が動くと痛い、もしくは片方が痛むことが多いです。
そして何かしらのキッカケで急激に痛みが出たものが「ぎっくり腰」と呼ばれています。
また筋損傷を伴っているかで症状や施術方針、施術期間に差が出てきます。
その違いについて書いていきたいと思います。

筋損傷を伴う腰痛について

こちらは筋損傷を伴っているので症状の寛解に時間がかかります。腰部の肉離れです。
施術で痛みは軽減しますが、損傷部分を元に戻す為には施術だけでなくご本人の回復力がとても大切です。
またこの腰痛を早期寛解させる為には如何に安静にし、腰部に対して負荷を与えず寛解しやすい状態を作ることができるかにかかってきます。
施術としては患部に対して強刺激は行わず、関連した部位を中心に行います。
下手にストレッチやマッサージをしてしまうと悪化してしまう可能性があります。
また状況によってテーピングやサラシ、腰痛ベルトなどを使用し、腰部を固めます。
炎症が落ち着き次第、本来の原因であろう股関節や下肢の動きを出し、日常生活での動き方や姿勢の指導を行います。

筋損傷を伴わない腰痛(筋肉が固まっただけの腰痛)について

こちらは筋損傷を伴っていないので症状の寛解は比較的早い傾向にあります。
まずは腰の筋肉を押してみての痛み(圧痛)があるかどうかで腰痛の度合いを測ります。
圧痛がない場合は筋肉が疲労や過労によって硬くなってしまっている状態ですが、筋損傷は起こしていません。
この場合は筋肉を緩めたり、ストレッチをしてあげることにより症状を寛解させていきます。
また下肢の筋肉が緊張してガチガチになっている場合が多くみられますので、そちらに対しても施術を行うことが大切です。
筋肉の緊張が解れ、動作が可能になってきましたら腰椎の動きを出す施術に移行していきます。
筋肉が固まってしまう多くの理由は腰椎が動かなくった結果、その部分に負担を多くかけてしまっているからです。
そしてこちらも同様股関節や下肢の動きを出し、日常生活での動き方や姿勢の指導を行います。

腰痛が出ない身体にする為にはどうしたらいいのか?

腰痛は痛みだけが全てではありません。
そこには必ず原因があります。
日常生活での動き方、日常生活での姿勢、股関節の使い方、歩き方など原因は多岐に亘ります。
よく「ぎっくり腰はクセになる」とおっしゃる方がいますが、それはクセになるのではなく「日常生活で腰に負担をかけすぎている」からまたぎっくり腰を起こしてしまうだけです。
腰痛から解放されたい、腰痛のない生活を送りたいと思う方は今一度「痛みでなく原因」に向き合ってみましょう。
慢性的な腰痛をお持ちの方の多くがその原因を知らず、その場限りの施術を受けて過ごしています。
そしてまた痛みが悪化して施術を受けては良くなり、また悪化して施術を受けて…と繰り返しています。
当院ではしっかりとした聞き取りや検査により原因を追究し、施術を行います。また根本回復を目標とし、リハビリやご自身での日々のケアの指導、施術以外の面にも力を入れております。
腰痛で長年お困りの方、ぜひ横浜市鶴見区にある鍼灸院 鍼処経灸堂で一緒に二人三脚で症状に向き合い、腰痛のでない生活を送りませんか?

鍼処経灸堂 院長 藤田和喜