あなたはしっかりと食事を摂られていますか?

あなたはしっかりと食事を摂られていますか?
この質問をすると大体の方は食べていますとお答えになります。

ここで少し質問の仕方を変えてみましょう。

その食事はお腹が減ってから摂っていますか?
もしくは時間だからという理由で食事を摂っていませんか?
またその食事は美味しいと感じていますか?
食べなきゃいけないという義務感で摂っていませんか?

回答次第では食事を摂っていたとしてもそれはあまり良くない状態なんです。

目次

時間で摂る食事はあまりよくない

本来食事という物は空腹を感じてから摂るものです。
しかし現代社会では仕事や家事などで食事の時間が決められていることが多く、空腹を感じていないのに摂っている方が多数見られます。
東洋学的には脾胃の働きがしっかりしていると空腹を感じることができます。
特に胃に対して熱や寒が波及することによって食欲は左右されます。
熱が旺盛になると食欲も旺盛になっていき、寒が旺盛になると食欲不振になっていきます。
空腹感をあまり感じない、もしくは食欲が旺盛で食べ過ぎてしまうっていうのは胃の調子が良くないということです。

義務感で摂る食事はあまりよくない

先ほど書いたように本来は空腹を感じてから食事を摂ることが好ましいです。
しかし食べないといけないという義務感で食事を摂ってしまう方も多数見られます。
そしてそういった方の多くが食事の後に『胃もたれがしてしまう』や『動きたくなくなってしまう』などの不調を訴えます。
これは胃がまだ食事を受け取る準備が充分にできていない状態で食事を摂ってしまったために、胃が上手く働けていないので不調が現れてしまいます。
消化不十分で栄養にもなりにくくなります。
食事は無理やり詰め込んでも良くないってことですね。

食事は無理に食べなくてもいい

食事は空腹を感じないのであれば無理をして摂る必要はありません。
できる限り、自分の食欲に従って食事を摂ることが望ましいです。
しっかりと食事を受け取る準備を整えてから摂るようにしましょう。
その際にはよく噛んで、ゆっくりと食事を摂ってください。また楽しく食事を摂ることも大切です。
一人よりも二人、三人で食事を摂るとより美味しく感じられますし、ペースも緩やかになります。
早食いは吸収を阻害するのでしないように気をつけてください。

空腹を感じなくても水分補給だけは行ってくださいね。
できれば温かいもの、常温のものが望ましいです。冷たい飲み物も美味しいのですが、胃に対しては働きを低下させてしまいますのでご注意ください。
そして空腹を感じたら少しづつでいいので消化のしやすいものを摂るようにしてください。

食事が変われば生活も変わる

上記の様な事に気をつけて食事を摂って頂けると少しづつ食欲の問題が解決していくと思います。
食事は空腹を感じてから摂ることが大切です。また時間に縛られてもいけません。
そしてよく噛んでゆっくりと食事を楽しみましょう。
脾胃の働きがしっかりとし、食事もしっかり摂れると身体の中の『気』『血』『津液』の3つが豊富になるので病気になりにくくなります。
食事を改善することによって免疫力を上げ、快適な生活を手に入れましょう。

どうしてもご自身だけの力で解決ができない場合は当院でお力になれるかもしれません。
当院ではしっかりとした聞き取りや検査により原因を追究し、施術を行います。また根本回復を目標とし、リハビリやご自身での日々のケアの指導、施術以外の面にも力を入れております。
食欲不振や食欲旺盛など様々な症状で長年お困りの方、ぜひ横浜市鶴見区にある鍼灸院 鍼処経灸堂で一緒に二人三脚で症状に向き合い、快適な生活を送りませんか?

鍼処経灸堂 院長 藤田和喜