どれくらい通院すればいいの?
鍼処経灸堂では初めの1ヶ月は週2回の施術、合計で8回の施術を勧めております。一発で治ります!なんて言えればいいのですが、私はそんな無責任な事は言えません。なぜならば人の身体に変化を起こすという事はとても難しい事なのです。
目次
身体に変化を起こすことは簡単な事ではない
例えば一日筋トレを頑張ったら翌日には筋肉隆々になるでしょうか?
一日運動したり食事を抜いたら翌日スッキリと痩せているでしょうか?
答えはどうでしょう?
残念ながら結果を出すには両者共に時間が必要だという事がわかるかと思います。
ちなみにトレーニングでは週1回で現状維持、週2回で身体の変化が起こるとされています。
よって施術も同じように積み重ねていくことが重要です。
症状の現れ方について
症状というものは一日で発症する訳でなく、時間をかけて徐々に表れてきます。最初は違和感から始まり、そのうち治るだろうと様子を伺っていると徐々に痛みが増していき、最終的には日常生活に支障が出てきてしまう。皆さんも似たような経験があるのではないでしょうか?
このように時間をかけて出てきてしまった症状や、放置期間が長いものほど痛みや症状をかばうような動きが癖になってしまい、本来の正しい身体の使い方を忘れてしまいます。
これにより、通常よりも局所に負荷をかけてしまったり、動かさない(上手く使えない)事により筋力低下を引き起こしている、など多岐に渡る問題が出てきます。
この場合は施術のみでは寛解することが難しくなっている状態です。
施術+原因を取り除く+リハビリ+日常生活の負担を減らすことにより初めて症状が寛解していきます。
症状の寛解の仕方について
施術後に調子が良いのは当たり前です。大切なのは施術を受けた後の経過です。
調子がいい日が何日持つのか、症状の出方や強弱は出てきたか?その経過を追います。
そして症状に少しずつ変化が現れてきます。
始めのうちは症状に対して質問されると即答することができると思います。
しかし寛解してくると質問された時に思い出そうと考えるようになります。
そういえばどの様な時に辛かったかな?なんて思えていれば寛解してきている証拠ですね。
この様に症状が寛解していきます。
施術でできることは治すことじゃない
しかし施術でできることは「寛解しやすい状態を作る事」です。
最終的に回復させるのは患者さん自身の力です。
いくら施術を受けようが身体に悪いことを繰り返せば寛解するのは難しくなっていきます。
ダイエットだっていくら運動を頑張っても暴飲暴食を繰り返せば痩せないですよね?
だからこそ施術だけでなく、症状の原因を取り除き日々の生活から変えて頂く必要があるのです。
施術終了のタイミングについて
どうしても痛みや症状に重点を置いてしまう事が多くなりがちですが、先ほど書いた「症状の原因」を取り除かない限り、また症状は戻ってきます。
また症状が消えたといっても施術を受けている状態ではまだ完全に寛解したとは言えません。
徐々に施術のペースを落としていき、施術を受けていない期間を空けても症状が現れないのであれば寛解したと言えます。
その後はメンテナンスとして通院して頂いてもいいですし、症状が少し現れてからでも構いません。その場合はできる限り悪化する前に来院されることをおすすめします。
多くの方は月に一度のメンテナンスを選ばれます。そして症状が再び現れてきた際には間を詰めて来院されています。
当院では施術は勿論ですが、根本回復を目標とし、リハビリやご自身での日々のケアの指導、施術以外の面にも力を入れております。
腰痛や肩こり、不妊症でお悩みの方、ぜひ横浜市鶴見区にある鍼灸院 鍼処経灸堂で一緒に二人三脚で症状に向き合ってみませんか?
鍼処経灸堂 院長 藤田和喜