膝関節痛で長年お困りなら一度、鶴見区にある鍼処経灸堂で鍼灸を受けてみませんか?

目次

皆さんが長年お困りの膝関節痛について

みなさんはどれくらいの人が膝関節痛で悩んでいるかご存じでしょうか?
ここで厚生労働省が出している「平成 28 年 国民生活基礎調査の概況 」から引用したいと思います。

実は男性よりも女性に多い悩みである

病気やけが等で自覚症状のある人を〔有訴者〕といいます。

人口1000人当たり 305.9(この割合を「有訴者率」という。)となっています

有訴者率(人口1000対)を性別にみると、男 271.9、女 337.3 で女が高くなっています。

症状別にみると、男では「腰痛」での有訴者率が最も高く、次いで「肩こり」、「せきやたんが出る」、女では「肩こり」が最も高く次いで「腰痛」、「手足の関節が痛む」となっています。

厚生労働省ホームページ 平成 28 年 国民生活基礎調査の概況より

上記のデータによりますと、膝関節痛は女性では第三位、男性では第五位になります。
また女性の方が変形性膝関節症を罹患しやすいことも原因の一つではないでしょうか?

膝関節痛は日々の負担の積み重ね

実は膝関節痛は日々の負担の貯蓄なんです。
最初のうちは歩いていて違和感くらいから始まります。これくらいそのうち良くなるだろうと放置することが多いです。
しかし徐々に症状は強くなっていき、歩くのがツラくなっていきます。

膝関節痛の症状の出方ルート

  1. 歩いていると違和感を感じる
  2. たまに痛みが出る時がある
  3. 歩いていると痛みがある
  4. 結構痛いが強くなってくる
  5. 歩くのが痛くてツラい
  6. 痛みで歩けなくなる

この様に症状が変化してきますよね。
膝関節痛は皆さんが思っている以上に根が深いものなんです。そして今出ている症状(痛み)というものはあくまで結果でしかないんです。
症状が無くなったからそれで良くなったと思ってしまいがちですが、先ほどの膝関節痛のルートを思い出してください。
皆さん、初めから膝関節痛は出ていませんでしたよね?きっと違和感から始まっていたはずです。
寛解していくというのは痛みのルートを逆戻りしていくことなのです。

膝関節痛の原因ってなに?

膝関節痛の原因は股関節と足関節にあります。
膝関節はこの二つの間にある関節なので、この二つの関節の動きのバランスを取っているんです。
股関節が上手く動かない場合や足関節が上手く動かない場合は膝関節がその動きをフォローするようになります。
そのうち膝関節に捻りが加わり炎症を起こしてしまいます。元々膝関節は曲げ伸ばしには強いのですが、捻りの動きには弱いのです

膝関節痛に対しての施術

当院ではまず、筋肉や関節に起こっている炎症(痛み)を抑えることから始めます。
炎症や損傷が強い場合は寛解するにも多くの時間、施術が必要になっていきます。

まずは症状の聞き取りや検査を行うことで原因を追究します。
圧痛の出る箇所を調べ、筋損傷なのか関節の炎症なのかを判別し、動作時痛はどこにどの様に出るのかを確認し、膝関節痛の具合を見極めます。
そして膝関節以外の原因を探ります。先ほど書きましたが、股関節か足関節に関連していることが多いです。
この結果からどれくらい時間がかかるのか説明いたします。

圧痛が筋肉にある場合は筋の炎症の疑いが強く、関節にある場合は関節炎の疑いが強くなります。
関節炎の場合だと、早く炎症を抑えないと膝関節が変形してしまう恐れがあります。
鍼灸施術で行う事は炎症を抑え、回復しやすい環境を整えてあげることです。
そして原因である股関節や足関節の動きが良くないため、手技にて本来の動きを取り戻します。
炎症が強い場合は最後にテーピングや包帯で固定をして安静にします。
いかに膝関節の負担を減らし、安静にすることにより膝関節の回復を高めていきます。

そして膝関節痛の症状が落ち着いたのを確認し、姿勢や歩行指導、下肢周囲の筋トレを増やす施術に変えていきます。
そうすることにより普段の生活で膝関節にかかる負担を軽減し、歩いても膝関節痛の出ない身体を目指します。

膝関節痛の施術はどこまでやれば終わりなのか?

どうしても症状や痛みに意識を持っていってしまいがちですが、そこはあくまで結果にしかすぎません。
皆さんがもう痛みがなくなったから施術を受けなくてもいいのではないか?と思ってしまう気持ちもわかります。
しかしそこで施術を終わらせてしまうとまた膝関節痛は出てきます。
今は施術を受けているから膝関節痛が出なくなっただけで、施術なしになった場合はどうなるかまだわからないのです。
まだ膝関節痛の原因も取り切れていないことでしょう。
まずは週二回の施術で身体に変化を起こし、変化が起これば週一回でその状態を身体に覚えさせます。
そして症状が出なくなってきましたら、二週に一回、三週に一回、月に一回と少しづつ施術期間を延ばしていきながら経過を見ます。
月に一回の施術で痛みが出なくなればそこで施術を終了とします。
当院としてはここで施術を終わらせてもよし、メンテナンスとして通院されるのもよしと考えています。
多くの方がメンテナンスに移行されていますが、症状が出てきてからでも構いません。しかしその場合はひどくなる前に来院して頂くのをおすすめします。
症状が悪いもの、期間が長いもの程、寛解するにも時間が必要になりますからね。

当院では施術は勿論ですが、根本回復を目標とし、リハビリやご自身での日々のケアの指導、施術以外の面にも力を入れております。
膝関節痛で長年お困りの方、ぜひ横浜市鶴見区にある鍼灸院 鍼処経灸堂で一緒に二人三脚で症状に向き合ってみませんか?

鍼処経灸堂 院長 藤田和喜

参考文献 厚生労働省 「平成 28 年 国民生活基礎調査の概況 」