あなたの膝関節痛はどのタイプ?

膝関節症といっても症状や原因は様々あります。
大きく別けると「筋、筋膜性の膝関節症」と「関節、靭帯性の膝関節症」「神経性の膝関節症」の3つになります。
この3つについて説明してみたいと思います。

目次

筋、筋膜性の膝関節症

こちらは筋や筋膜に負荷をかけすぎて炎症が起こっている状態です。
「鵞足炎」「ランナーズニー」「内側の筋肉の炎症」などがあります。
この場合、まずは運動を中止し、炎症を抑えます。
そして施術としては筋を緩めるもの勿論ですが、かばいなどでついた悪い癖や、筋力低下がある場合が多いので、リハビリや運動指導も行います。
痛みがひどい場合はテーピングや包帯固定を行います。
正しい使い方ができるようになれば炎症は起こらず、運動に復帰することができます。

関節・靭帯性の膝関節痛

こちらは関節や靭帯を損傷ないし炎症を起こしている状態です。
「変形性膝関節症」「半月板損傷」「十字靭帯断裂」「側副靭帯断裂」「膝蓋腱炎」「関節包炎」などがあります。
この場合もまずは運動を中止し、炎症を抑えます。
しかし、損傷の具合によっては手術適応になる場合もありますので、その時は専門医をご紹介させていただきます。
基本的に炎症が起こるということは膝を捻って使っている癖があります。その悪い癖で何度も膝関節に負荷を掛け続けることで関節や靭帯にダメージを負わせてしまうのです。
施術としては痛みの強い箇所にお灸を行い、テーピングや包帯固定で安静にします。
炎症が収まり次第、こちらも同様リハビリと運動指導を行います。
炎症は抑えることができますが、壊れてしまったもの、変形してしまったものは元に戻すことが難しくなります。
なので酷くなる前に施術を受ける事をお勧めします。

神経性の膝関節症

こちらは膝関節に問題はないが、痛みや痺れが出ているものです。
股関節が硬くなることにより神経が圧迫されて症状が出ています。

この場合は膝関節周囲に症状は出ているのですが、テスト法を行ってもすべて陰性反応です。
上記の2つとは違い、動いている時よりもじっとしてるときに疼くような痛みが出るのが特徴です。
症状の出ている股関節周りが硬くなり動けなくなっているので、調整して可動域を増やすと寛解することが多いです。
しかし場合によっては腰椎すべり症や腰椎圧迫骨折、腰椎椎間板ヘルニアの可能性もありますのでご注意ください。

最後に

膝関節症といっても様々な原因や症状があります。
なぜ痛みが出てしまっているのか、しっかり原因を突き止めない限り痛みはまた戻ってしまいます。

当院では施術は勿論ですが、根本回復を目標とし、リハビリやご自身での日々のケアの指導、施術以外の面にも力を入れております。
膝関節痛、腰痛や肩こり、不妊症でお悩みの方、ぜひ横浜市鶴見区にある鍼灸院 鍼処経灸堂で一緒に二人三脚で症状に向き合ってみませんか?

鍼処経灸堂 院長 藤田和喜