様々な症状 手関節炎・腱鞘炎には鍼灸施術がおすすめ

日常生活や仕事で手に負担をかけている人に多く発症するのが「手関節炎・腱鞘炎」です。
人によっては長い間痛みに耐えながら生活している人もいるのではないでしょうか?
今回は原因と施術、予防法について書いていきます。

目次

なぜ手関節炎・腱鞘炎になってしまうのか?

なぜ手関節炎・腱鞘炎になってしまうのか?
一番の原因は手関節の使い過ぎ(オーバーユーズ)です。負担をかけすぎて炎症を起こしてしまいます。
そしてもう一つの原因が手関節の使い方にあります。
痛めてしまう方の殆どが正しい使い方ができてません。使い方によってかかる負担がかなり増加してしまうんです。

大切なのは手首の角度

ここで皆さんに試してもらいたいことがあります。
手首の角度を手の甲側に曲げて(背屈)指を動かしてみてください。

次は手首を手のひら側に曲げて(掌屈)指を動かしてみてください。

どうでしょうか?
手首にいやーな感じがしませんでしたか?
では次に手首を真っすぐにして同じように指を動かしてみてください。

どうでしょうか?
曲げている時と真っ直ぐの時の違いが体感できたでしょうか?
実は手首は真っ直ぐの角度で使わないといけないんです。
日常生活や仕事で痛めてしまう人は皆手首を曲げて使っていることがとても多いんです。
これを治すだけで炎症も起きにくくなり、結果予防につながります。
逆に手首を曲げたまま使う癖が残っていると一度炎症が治まったとしてもまた再発します。
良く耳にする「仕事を休めば楽になるんだけど、復帰するとまた痛くなってちゃうんだよね」ってのはこのせいなんです。

手首の衝き方も大切

そして床や地面に手を衝く場合も手首は真っ直ぐでないと痛めてしまいます。
手のひらを衝いて体重をかけてしまってはいけません。
本来、手関節はそこまで体重をかけれるように作られていないんです。
ゴリラやチンパンジーを思い出してください。
彼らは手足の両方を使って歩いています。その時どの様に手を衝いているでしょうか?

この様に手のひらではなく、手の拳を衝いているのがおわかりいただけたでしょうか?
これは人間も同じなんです。

手のひらを衝いて手首を返した状態で体重をかけると手関節にかかる負担がかなり大きくなります。
この衝き方で何度も体重をかけてしまうと手関節に炎症が起こってしまいます。
正しく使うには手首を真っ直ぐにして拳を衝いて体重をかけてください。
そうすると手関節に負担がかからなくなるので痛みが出なくなります。
またこの際人差し指と中指の二つに体重を乗せるようにしてください。そこに親指を補助として衝くとバランスがとりやすいかと思います。
ここで注意してほしいのが、小指薬指の二本に体重をかけると手首が親指側に曲がってしまい痛めてしまいますのでお気を付けください。

手関節炎・腱鞘炎に対しての鍼灸施術

関節炎や腱鞘炎にはお灸が効果を発揮します。
お灸をすることにより患部の炎症を抑え、疼痛緩和を狙います。
また患部だけでなく全体に鍼灸施術を行うことにより、全身の調整を行い回復力を高めていきます。
炎症が強い場合はテーピングや包帯固定なども行う事があります。
当院の施術の流れとしては

  • 鍼灸により炎症を落ち着かせる
  • 使い方を正し、日々の負荷を減らす

この2つを大切にしています。
炎症だけ落ち着かせても日々の生活で負担をかけて炎症を起こしていたら施術に終わりがなくなってしまいますからね。

当院では施術は勿論ですが、根本回復を目標とし、リハビリやご自身での日々のケアの指導、施術以外の面にも力を入れております。
手関節炎・腱鞘炎でお悩みの方、ぜひ横浜市鶴見区にある鍼灸院 鍼処経灸堂で一緒に二人三脚で症状に向き合ってみませんか?

鍼処経灸堂 院長 藤田和喜